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歩行と体のかかわり 【VOL.2 ふくらはぎは「第2の心臓」】

こんにちは!つくば市桜で『 とも整骨院 』の院長をしてます、細谷友洋です。

当院では、「正しく歩ける体つくり」を診療の目標の1つとしています。

1.心臓だけでは血は流れない

体を流れる血液は、心臓だけで流しているイメージを持たれやすいのですが、実は、心臓だけでは血液が全身をめぐることはありません

心臓は血液を送り出すポンプで、ギュッと縮んだ時に血を送り出し、膨らむ時に戻ってくるシステムになっています。

1-1.送り出した血液の戻り方

一旦送り出された血液は、心臓より上(頭など)は重力の法則に従って自然と心臓まで戻ってきますが、、、

実は、心臓より下(足元など)は、特別な圧力などを加えないと戻ってきません。

なぜかというと、こぶし大の大きさしかない心臓には、全身をの隅々まで流れた血液を吸い上げるなんて力は、物理的に考えられないからです。

心臓に戻ってくるには、運動の筋肉で作られた圧力が必要で、全身の筋肉の圧力が心臓まで血液を運ぶ手助けをしてくれているわけですね。

1-2.形状ポンプの不思議

筋肉ポンプの中でも特に重要なのが「ふくらはぎ」です。

よく「ふくらはぎは第2の心臓」という言葉を耳にしますが、これには形に秘密があります。

心臓と足(ふくらはぎ)の筋肉はほぼ同じ形(ハート型)をしており、これは形状ポンプと言って形自体がポンプの機能を持っているのです。

足に送り出された血液は心臓と同じ原理で、足の筋肉によって心臓まで戻されるという訳なのですね。

2.心臓と歩くリズム

また、心臓の動きは歩くリズムと似ていると言われています。

歩く時のふくらはぎの動きのリズムが、心臓のポンプのリズムと似ているという事です。

つまりは、リズムよく歩くことが、心臓をリズミカルに動かすことに繋がるわけです。

筋肉は動かさないと衰退していきますので、足の心臓も正しく機能しなければ、心臓が止まるのと同様の結果を生み出すことになってしまうのですね。

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